【瞑想入門】安全な瞑想のやり方と効果とは?

【瞑想入門】安全な瞑想のやり方と効果とは?

あなたは正しい方法で瞑想をしていますか?

 

瞑想のやり方は人それぞれ。自分にあった瞑想方法が一番だとは思いますが、中には危険な瞑想方法があります。

例えば何かと一体化するようなイメージをしたり、空想の世界をどんどん広げていったり、トランス状態になったりするのは、間違うと危険です。

 

脳は事実と空想(妄想)の世界の区別がつかないため、空想の世界がリアルになって現実に近づけば近づくほど、脳は混乱して何が事実かわからなくなってしまいます。そして自律神経の支障をきたす場合や、精神の崩壊の危険さえ考えられる場合もあります。

 

安全な瞑想のやり方は、始まりと終わりの区切りをきちんとつけること。また、時間もあまり長く取らないこと、目を開けていても瞑想状態になることを気にかけておくことなどが重要です。

 

今回は、瞑想について解説していきます。

  1. 瞑想とは心を静めて無心になること
  2. 瞑想の20の効果
  3. 間違った瞑想法がもつ3つの危険性
  4. 安全な瞑想のやり方
  5. 瞑想がうまくできない場合の成功のコツ
  6. 瞑想にオススメの場所
  7. 瞑想に使える便利なアプリ

 

正しいやり方で瞑想をすれば、脳の成長や人間としての成長も期待できます。その他、心を落ち着かせたり不安を和らげたり、記憶力や生産性を高めたり、たくさんの効果がありますので、参考にしてください。

  


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目次

1. 瞑想とは心を静めて無心になること

瞑想とは心を静めて無心になること

瞑想が意味するのは、心を鎮めて祈ったり、何かに心を集中させること、心を鎮めて無心になることです。

瞑想の目的は様々あり、

  • 神への祈り
  • 智慧の発見
  • 深い自己洞察を得る
  • 悟りを開く

という宗教的なものから、

  • 集中力を養う
  • 心身のリラクゼーション
  • 不安の軽減

などの心身の健康を目的とするものまであります。

 

 

1.1 瞑想の由来・歴史を遡ると宗教と深い関係がある

瞑想は英語でMeditation(メディテーション)といいます。これはラテン語の「meditate」に由来していて、「精神的および身体的な訓練・練習」という意味合いの言葉です。

 

その後、キリスト教が盛んになった時、Meditationは神やイエス・キリスト、聖母マリアを心の中で思い浮かべることを指すようになりました。

 

一方仏教では、瞑想は「内観(ないかん)」を意味し、内観をすることで意識が「阿頼耶識(あらやしき)」と呼ばれる深層意識へ到達し、悟りが得られるとされました。ヒンドゥー教では、瞑想は真我(真我)の会得や神との合一体験を意味し、輪廻転生からの解脱が最終目的であるとされています。

 

また、日本古来から伝わる神道では瞑想という言葉はないものの、「御霊鎮め」と呼ばれる瞑想と同等の行いが存在します。

 

瞑想というと、インドの痩せた行者が座禅を組む姿を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。最近ではヨガは日本でも浸透し、健康法として定着していますが、もともとはインドの瞑想法「ヨーガ」から来ていて、その源流は極めて古く、紀元2~3世紀頃と言われています。

 

仏教の創始者ゴータマ・シッタールダが悟りを開いたのは、その頃すでにあったサンキーヤ学派の理論に基づいて作られたヨーガ学派の瞑想法で、これをヨーガと言いました。シッタールダはさらに、この瞑想法を安全かつ体系的なものに発展させ、現代に受け継がれているのが、現在の仏教の瞑想法です。

 

 

2. 瞑想の20の効果

瞑想の20の効果

瞑想には様々な効果があり、各種宗教での精神修行や脳内発達、自己実現や自己啓発など、多岐にわたる分野で取り入れられています。これほどたくさんの分野で取り入れられていることを見ても、その効果のほどをうかがい知ることができます。

 

瞑想の方法も多種多様で、自分の心身の状態に気づく力を育むマインドフルネス瞑想法や、潜在意識やチャクラを整える心理学やヨガの瞑想法、自分の願いや夢を引き寄せるスピリチュアルの瞑想法など、数え上げたらきりがないほど。

※人生を豊かに楽しく過ごすには、潜在意識を上手にコントロールすることが必須です。瞑想も潜在意識をコントロールする方法の1つ。現在未知リッチでは、潜在意識で人生を書き換えるメール講座という無料メルマガを配信しています。潜在意識をコントロールし、より良い人生を送るためのメール講座です。無料で受講できますので、是非とも潜在意識マスターになってください。

 

しかし、手段は違えど脳内で起きていることはほぼ同じです。効果も大体同じで、瞑想の効果は以下のものが挙げられます。

  • 集中力が高まる
  • 思慮深くなる
  • 気づく力が高まる
  • 直感力が高まる
  • 共感力が高まる
  • 思いやりの気持ちが生まれる
  • 心を落ち着かせる
  • 不安を和らげる
  • うつの軽減
  • 幸福感を高める
  • 判断力が高まる
  • 決定力が高まる
  • 記憶力が高まる
  • 生産性が高まる
  • 創造性が高まる
  • 免疫力を高める
  • 体が冷えにくくなる
  • リラックス感を高める
  • 脳全体の能力が高まる
  • 加齢による脳機能の低下を抑える

 

瞑想による効果は、心身に多大な影響を与え、万能と言っていいほど素晴らしいものです。では、なぜこれほど素晴らしい数々の効果が生まれるのでしょうか?

※瞑想をして実感した効果の体験談を『これぞ瞑想の効果!瞑想で人生が変わった私の体験談』に書いていますので、良かったら読んでみてください!

 

2.1 瞑想をすると効果が出るのはなぜ?

瞑想をすると効果が出るのはなぜなのか、科学的な側面から見てみましょう。

 

ランナーズハイという言葉があるように、心を何かに集中し続けていると、目を開けていても瞑想状態になることがあります。瞑想状態になったときに脳内で分泌されるのが、脳内の麻薬物質と呼ばれるエンドルフィン。

 

エンドルフィンが麻薬物質と言われるのは、快感を得られるからで、またの名を「幸せホルモン」とも呼びます。エンドルフィンは、モルヒネの6.5倍の鎮静作用があります。

 

エンドルフィンが分泌される場面としては、瞑想やランナーズハイのほか、高カロリーの食事の摂取や楽しいと感じること・・・食欲、睡眠欲、生存欲(勝負に勝つ)、性欲、集団欲(人に好かれる・認められる)などが満たされている時です。

 

エンドルフィンが出るのは、実はその前に出るアドレナリンを相殺するため。アドレナリンは痛みや疲れ、うつや不安など、生命の危機を感じた時に緊急処置として出される物質です。

 

アドレナリンはストレスを軽減する一方で、毒性があります。その毒性を緩和するために分泌されるのがエンドルフィン。エンドルフィンは通常は一時的なもので、アドレナリンがなくなれば役割が終わるため、分泌も終了します。

 

ただし、エンドルフィンを永遠に分泌し続けるものがあります。それが、精神性の高い欲求です。これを純粋欲といい、見返りのない欲求(他己中心・利他)や自己実現、自己の成長の欲求などを指します。

 

ガンジーやマザーテレサが人のためばかりに働いていたにもかかわらず、いつも優しく豊かな心を保てたのは、高い精神性を常に持っていたからでしょう。瞑想の目的が自己の成長の場合に有効なのは、こうしたメカニズムがあったのです。

 

また、脳はエンドルフィンやコルチゾールといった幸せホルモンが出ている時、α波が出ています。α波はご存知の通りリラックスしている時に出る脳波。集中力を持続させるほか、忍耐力や人への共感力を高め、創造的で自由な発想やひらめきが生まれる状態の時の脳波です。

 

お坊さんに人格者が多いのは、瞑想などの修行によってα波が出やすくなっているため、人への共感力や自己を統制する力、不安がなく穏やかでいられる力が優れているからかもしれませんね。

 

また、アメリカの心理学会でも認められている超越瞑想(TranscendentalMeditation)では、ストレスを感じた時に分泌されるストレスホルモンが、瞑想を行った時には大幅に減少するという実験データを発表しています。(参照ーTranscendentalMeditation

 

さらに、科学的に脳の海馬・灰白質の密度が増えることも実証されており、海馬や灰白質が増えると感情がポジティブになったり、情緒が長期的に安定したり、集中力が高まることがわかっています。

 

瞑想をすると集中力が増す、不安が解消される、人間関係が改善したりするなどの効果があるのは、エンドルフィンやα波の発生とストレスホルモンの減少、海馬や灰白質の増加などから、脳がリラックスし、脳本来の活動が活発にできるようになるからです。

 

 

3. 間違った瞑想法がもつ3つの危険性

間違った瞑想法がもつ3つの危険性

瞑想にはたくさんの良い効果がある反面、大変な危険性もはらんでいます。瞑想中に突然泣き出したり、頭痛や発熱、体の冷えを体感するといった自律神経に影響があるような症状が現れることを「禅病(ぜんびょう)」と言います。

 

また、天使や神様、龍や悪魔などを見たり聞いたりするなどの幻覚幻聴を起こす「魔境(まきょう)」や、氣が頭の方に偏ることによって頭痛や精神不安定が起こる「偏差(へんさ)」なども間違った瞑想法がもつ危険性です。

 

さらに、前章「瞑想をすると効果が出るのはなぜ?」でご紹介したエンドルフィンは、2人以上の集団で一つのことに集中する方が、一人で行うより効果があるため、集団催眠などに用いられます。その最も有名な例が、ヒトラーの独裁政治であり、地下鉄サリン事件で日本中を震撼させた、かの宗教団体の洗脳です。

 

瞑想は、目的がリラックスすることや集中力を高めること、良いイメージを持つことの場合と、短時間(15分程度)なら問題ありません。しかし、次の場合には注意が必要です。

 

  1. 関心が内側に向きすぎて内外のバランスが崩れることの危険性
     
  2. スピリチュアルに偏ってしまう危険性
     
  3. 瞑想を長時間にわたって行う危険性

 

 

3.1 関心が内側に向きすぎて内外のバランスが崩れることの危険性

内外のバランスとは、心の内側で起こることと、社会や世間などの自分の外側で起こることとのバランスのこと。瞑想をすることで、この内側と外側の相関関係が崩れると危険です。
特に、瞑想をしていると、現実逃避をして自分の内側ばかりに関心がいってしまう場合があるので注意が必要になります。

 

物事は何でも裏と表、光と影、陰と陽など、2つの対極するもののバランスが取れて完全な状態です。心が内的な方向にばかり向いてしまうと、外的な方向である現実社会や社会生活への関心が薄くなり、日常生活に支障が出てくる恐れがあります。1970年代にアメリカで流行ったニューエイジなどがまさにこれに当たります。

 

ニューエイジと呼ばれる若者たちは、現実世界よりも精神世界を重んじたが故に、幻覚を見られる薬物を使用して身を滅ぼしたり、物質世界に対して無関心になっていったのです。

※ニューエイジについて詳しく知りたい方は、「真のスピリチュアルの意味とは?日本のスピリチュアルは異常!?」をお読みください

 

インド発祥のヨーガでは、最終目標を輪廻転生からの解脱としていて、迷いの世界である人間の一生の繰り返しから抜け出すこと、日常生活への固執や執着をなくすことと説いています。でも実際には、修行僧にでもならない限り、私たちが日常生活から執着をなくすことは不可能ですよね。

 

瞑想にのめり込みすぎると意識が内にばかり向いてしまい、バランスが崩れてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

内外のバランスを崩さないためにも、瞑想の始めと終わりの区切りはしっかりとつけ、終わったら日常生活に戻るスイッチを入れることが重要です。

 

 

3.2 スピリチュアルに偏ってしまう危険性

スピリチュアルに興味のある人は、日頃から生活にスピリチュアル的な意味を見出したりしています。エンジェルナンバーやシンクロなどの考え方を日常生活に取り入れて、精神的に豊かな生活を送ることは何の問題もありません。しかし、瞑想にスピリチュアル的な神秘体験などを求めている人は、妄想や幻覚を瞑想効果だと思ってしまうことがあります。

 

精神世界の掘り下げを目的にしている瞑想にのめり込むと、瞑想中に非現実的なものが見えたり、聞こえたりする場合があります。しかし、それにとらわれずに「これは自分の脳が作り出しているものだ」と思って瞑想に集中していれば、いずれは消えていくので、俯瞰してそのままにしておくことが大切です。

 

また、瞑想で見聞きすると「瞑想で神様からお告げをもらったから○○する」「昨日瞑想で見たのは将来の自分の姿だから、今の仕事を辞める」など日常生活が振り回されてしまう場合があります。

 

スピリチュアルな世界では、他の人に見えないものが見えるのは、周波数の違うものが見えるからという理論もありますが、私たちが暮らしているのはあくまで「見えない大多数の人」が形成している社会なので、あまりに不思議なことを言うと特殊な人だと思われてしまいますよね。

 

スピリチュアルな傾向の人は、瞑想をするときも自分の傾向を理解した上で、日常生活とのバランスをとることを考えて行いましょう。

 

 

3.3 瞑想を長時間にわたって行う危険性

よほど信頼できる専門家の指導下でない限り、瞑想を長時間するのは危険です。瞑想は脳内の神経伝達物質に作用するため、興奮状態やうつなど心身の異常を引き起こす可能性があります。

 

瞑想は普段意識していない、自分の心の深い部分に触れること。短時間ならそこまで深い瞑想にはなりませんが、長時間の深い瞑想を体験すると、「無」の状態になることがあるのです。

 

無の状態になることは、瞑想の一つの目的でもありますが、瞑想で深く入り込みすぎると自分の中の全てのストッパーが取れてコントロールが効かなくなり、日頃ためている感情が一気に噴出してしまう可能性があります。瞑想をしていて窓から飛び降りようとしたり、突然裸足で外に走り出るという話はよく聞きます。

 

自分一人で瞑想を行うときは、初心者なら15分程度を目安として行うのが、効果的です。

次の章では、自分でできる安全な瞑想のやり方をご紹介します。

 

 

4. 安全な瞑想のやり方

安全な瞑想のやり方

瞑想には色々なやり方がありますが、ここでは自分で簡単にできるものをご紹介します。ぜひ、自分に合ったものを見つけて日常に取り入れてみましょう。

ここからは、瞑想の基本的な方法をご説明した後、下記の代表的な瞑想法をご紹介します。

  1. 瞑想の基本的な方法
  2. 呼吸法を使ったマインドフルネス瞑想法
  3. マントラを使った瞑想法
  4. トラタク瞑想法
  5. 寝ながら瞑想をするやり方
  6. ヴィパッサナー瞑想法

それぞれの瞑想のやり方を順番に詳しく説明していきますね。 

 

4.1 瞑想の基本的な方

瞑想を行う際の共通事項があります。正しい方法で、瞑想を行いましょう。

 

4.1.1 準備

  • 時間を計るため、スマホなどのアラームを使用すると良い
  • 調子が悪い時は無理に行わない
  • 部屋の温度と湿度を快適にしておく(体が冷えないよう注意)
  • 瞑想を行う部屋の中は片付けておく
  • 静かな環境で行う
  • 楽な服装で
  • 座って行う時は両足の裏をしっかりと床につき、手は膝の上に軽くおく
  • 椅子は座り心地の良い椅子をえらぶ

 

 

4.1.2 瞑想するときの姿勢

瞑想するときは基本的には楽な姿勢が一番です。できれば、腰骨を引き上げて姿勢を良くした状態でいるのがベストですが、椅子の背もたれに寄りかかってもOKです。その場合は、お尻を奥までピタリとつけましょう。

 

姿勢を良くすることで、背骨から頭の頂上までのエネルギーの通り道を確保します。あぐらをかく場合は、お尻の下に畳んだ座布団などを挟むと、腰が引きあがって楽にあぐらがかけます。

 

 

4.1.3 瞑想する時間

時間は10~30分の間をだいたいの目安としましょう。特に、一人で行う時は、深く入りすぎないことが重要です。

 

行う時間帯は、脳がリラックスしやすい睡眠の前後、就寝前か目覚めた直後が最適です。もし1日1回しかできないなら、就寝前をお勧めします。

 

 

4.1.4 呼吸

呼吸は無理に深くする必要はありません。あくまで楽なペースで、ゆっくりと行ってください。

 

だからと言って浅すぎると、今度は酸欠状態になってリラックスするどころではなくなってしまいます。呼吸は自分がゆったりとリラックスしているな、楽に呼吸ができているなと感じる程度で行いましょう。

 

また、始める時は息を吐くことから始めると、吸うときに自然な量だけ空気が体内に入り込み、リズムがつかみやすくなります。

 

 

 

4.2 呼吸法を使ったマインドフルネス瞑想法

瞑想の基本的なやり方をおさえたところで、次は「マインドフルネス瞑想法」という方法をご紹介しましょう。
マインドフルネス瞑想法は腹式呼吸を使った簡単なやり方の1つです。具体的には次の手順で行います。

 

  1. 楽な姿勢で椅子に座ります。
     
  2. 目を閉じます。
     
  3. ゆっくりとお腹や肺にある息を全て吐き切ります。
     
  4. 吐き切ったら、今度はゆっくりと鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。
     
  5. ゆっくりとお腹にある息を鼻から吐き出します。

 

息を吸って吐く時、いーち、にーい、とカウントします。1往復で1カウントし、10までカウントしたら、また1から繰り返します。これを15分ほど繰り返します。

 

コツは、呼吸に集中すること。頭の中に色々な言葉が浮かんできても、「ああ、だめだ」と思う必要はなく、放っておいて呼吸に意識を戻します。

※マインドフルネス瞑想については『【決定版】マインドフルネス瞑想入門!瞑想のやり方を簡単に解説』の記事に詳しく解説しているので、興味のある人は読んでみてください。

 

4.3 マントラを使った瞑想法

次にマントラを使った瞑想法をご紹介。
マントラとは、短い言葉を表します。色々なマントラがありますが、ここでは「ハッピー」「アロハ」「平常心」など、自分の気に入った言葉で良いでしょう。

 

  1. 楽な姿勢で椅子に座ります。
     
  2. 目を閉じます。
     
  3. 自分で決めたマントラ(「ハッピー」「アロハ」など)を心の中でゆっくりと、繰り返し唱えます。
     
  4. 頭の中に色々な言葉が浮かんできても、マントラを唱えることに集中します。

 

繰り返しているうちに、マントラも雑念もなくなることがありますが、大丈夫です。気が付いたらまたマントラを唱えましょう。時間は10分~20分程度が目安です。

 

 

4.4 トラタク瞑想法

4つ目の代表的な瞑想法はトラタク瞑想法。トラタクとは「凝視」という意味。一点を集中して見つめることで、集中力を高め、第三の目を活性化させる瞑想法です。
具体的な手順は以下の通り。

 

  1. 背筋をピンと伸ばし、姿勢良く座りましょう。お尻の下に折りたたんだ座布団を敷くと、自然と背筋が良くなり、楽に座れます。
     
  2. 1~1.5メートルくらい先の目線と同じ高さに、火をつけたローソクを置きます。
     
  3. ローソクを見つめ、目が痛くなってきたら目を閉じて残像を感じます。
     
  4. 残像が消えたら再び目を開け、ローソクを見ます。

 

※慣れてきたら、目が痛くなって涙が出てきても、そのままローソクを凝視し続けます。何度か繰り返すと涙が流れずに、目に涙が溜まったまま見続けることができるようになります。

 

※対象物はローソク以外のものでも大丈夫です。

 例:夕日、鏡に映った自分、紙に書いた黒い点、自分の信じる神様の絵など

 

 

4.5 寝ながら瞑想をするやり方

瞑想を寝ながらすると、本当に寝てしまうという初心者もいますが、慣れない座り方に緊張するという人も多いと思うので、寝ながらの方がリラックスできるでしょう。

 

瞑想は、寝ながら決めた時間した後、そのまま睡眠に入る方が、むしろ潜在意識と繋がりやすいので、リラックスして深い眠りを得られますよ。

 

ただし、寝つきのあまりにも良い人は、横になった途端に寝てしまう可能性があるため、お勧めしません。

 

瞑想の方法は、椅子でのやり方と同じで、ただ座っているか、仰向けになっているかの違いだけ。呼吸や呼吸をしている時の体の部位、空気の流れなどを意識し続ければ、瞑想を続けられます。

 

 

4.6 ヴィパッサナー瞑想法とは?

ヴィパッサナー瞑想法とは、インド発祥の最も古い瞑想法の一つで、ゴータマ・シッタールダが行った方法がこの瞑想法です。

 

仏教にはサマタ瞑想(止行)とヴィパッサナー瞑想(観行)があり、サマタ瞑想はお寺に住む出家したお坊さんが行うもの、ヴィパッサナー瞑想は森林で修行を積む修行僧が、森林にこもって行うものとされています。

 

ヴィパッサナー瞑想は「物事をあるがままに見る」という意味で、自己観察を行って自己浄化を行う方法です。サマタ瞑想に比べてずっと深く高度で、諸行無常や諸法無我、一切皆苦などを洞察するものです。

 

ヴィパッサナー瞑想の系譜は、ミャンマーのサヤ・テッ・ジ、その弟子でミャンマー政府に勤めていたサヤジ・ウ・バ・キン、そしてサティア・ナラヤン・ゴエンカと受け継がれ、現在あるヴィパッサナー瞑想を学べる10日間のコースはゴエンカが設立したもの。

 

ゴエンカの設立した瞑想コースの内容は、本来の仏教での諸行無常などの意味というより、日常生活をよりよく生きるための技術という意味合いが濃く、心身と宇宙の全てを振動(バイブレーション)と捉える技法としています。

 

4.6.1 ヴィパッサナー瞑想法の効果

ヴィパッサナー瞑想法の効果は次の通り。

  • 心身のバランスをとる
  • 心を浄化する
  • ストレスや精神的苦悩からの解放

 日常や人生の悩みから解放され、よりよく生きられるという効果があります。

 

4.6.2 ヴィパッサナー瞑想法のやり方

ヴィパッサナー瞑想法では、座る瞑想と歩く瞑想を交互に行います。はじめに座る瞑想を40分、その後15~30分歩く瞑想を行います。

 

座る瞑想

  1. 自分の呼吸の出入りに意識を集中します。体の部位に意識を集中している時は、その部位の身体的な感覚に集中します。
  2. 他のことが頭に浮かんできても、良し悪しを判断せず、ただ呼吸に集中することに戻ります。

 

歩く瞑想

  1. 座る瞑想が終わったら、ゆっくりと立ち上がり、足の感覚に集中してゆっくりと一歩一歩、歩きます。
  2. 足の感覚を意識するとは、足裏が床から離れたらその接触感を意識すると同時に「離れた」、足が床に着いたら接触感の意識とともに「下りた」と心の中で思うことです。

この方法がイメージしやすい映像が、角川書店から出ている「禅ZEN」という映画に数多く出てきています。DVDが出ていますので、興味のある人にはオススメですよ。

 

 

4.6.3 ヴィパッサナー瞑想法は合宿で学べる

日本ではヴィパッサナー瞑想法を学べる場所として、日本ヴィパッサナー協会の合宿センターが京都と千葉の2箇所にあるほか、東京と関西に拠点を持つグリーンヒル瞑想研究所があります。

 

日本ヴィパッサナー協会の合宿は、全10日間(到着日と退出日を含めると12日間)で、合宿中は沈黙を守るほか、ボディランゲージ、電話、スマホ、音楽、筆記、雑誌などの情報やコミュニケーションを全て遮断します。

 

日本ヴィパッサナー協会

http://www.jp.dhamma.org/jp_code.html?L=12

食事は朝と昼の2回で菜食中心です。日本ヴィパッサナー協会の運営は、ヴィパッサナーからの恩恵を受けた人からの寄付で成り立っているため、参加費は無料です。とはいえ、終了後に寄付をする人がほとんどであり、1円も払わずに帰ってくる人はいません。

 

 

グリーンヒル研究所

http://www.satisati.jp/index.htm

グリーンヒル研究所の合宿は、同じく全10日間。場所は八王子センターです。合宿中は沈黙を守りますが、1日1回指導者との面談があり、経験者によると、その面談内容での気づきによって、自己の深まりがあるとのこと。

 

その他、新宿の朝日カルチャーセンターや、東京・関西各地で1日合宿や7回のセミナーなどが開催されています。費用は各瞑想会・セミナーなどで異なりますが、例として東京瞑想会は1日2000円です。

 

 

5. 瞑想がうまくできない場合の成功のコツ

瞑想がうまくできない場合の成功のコツ

瞑想をしようと思っても、どうしても集中できない、あるいは何度チャレンジしても寝てしまう、という人がいます。そんな時どうすれば良いでしょう?

 

 

5.1 眠くなる・寝てしまう場合のコツ

眠らないコツは、基本的な姿勢は座った姿勢で行うこと。横になっていると、そのまま睡眠に入ってしまいますものね。

 

瞑想をしていて眠ってしまうのは基本的に悪いことではありませんが、1分も瞑想をしていないということになるとちょっと困りますね。

 

座る姿勢も腰を引き上げて背筋を伸ばし、背もたれから体を離してみましょう。大きく伸びをしたり上半身を軽くストレッチしたりして、両手を自然に降ろした状態から膝の上に置くと、肩や腕の緊張がほぐれます。

 

また、眠ってしまう人は、夜は座位、朝は目覚めた状態でそのまま行うことをお勧めします。夜は眠ってしまっても、朝は十分な睡眠を取っていれば気持ちよく行うことができます。

 

さらに、呼吸や身体の感覚を意識することを楽しんだり、マントラを楽しめるようになると、瞑想の心地よさがやみつきになり、眠ることが惜しくなってきます。その他、日頃から睡眠不足を解消しておくことも大切です。

 

 

5.2 集中力がとぎれてしまう(うまくできないケース)

瞑想をしようとしても、必ず出てきてしまう雑念。そうすると、呼吸や意識に集中するどころではなく、雑念に気を取られて次から次へと雑念が溢れてくる!という人も多いのでは。

 

そんな時は、瞑想をする準備をしながら、気持ちを整えて気持ちを瞑想に向かわせましょう。

 

まずは、瞑想をする部屋を片付けて、物が極力目に入らないようにしましょう。目を閉じていても、目を閉じる前の映像が思い浮かび、気が散ってしまうからです。

 

また、うまくできない場合の一番のコツは、「雑念は浮かんできてもいい」と思うことです。人間は放っておくと色々な考えや言葉が浮かんでくるものなので、避けようがありません。

 

むしろ、雑念が出てきても、焦らずに「今雑念が出てきてるな」「今○○と思っているな」と自分を客観視して放っておくことです。

 

瞑想がうまくできない人は、努力しているからです。「集中しなきゃ!」とか、「雑念が出ないようにしよう!」「自分の力で瞑想しなくちゃ!」という思い込みこそ、瞑想に最も不要なもの。

 

何かに固執している状態では、体の感覚や呼吸に本当に集中しているとは言えません。努力を放棄し、頭に浮かぶ雑念も含めてありのままを見ると、心も落ち着き瞑想状態にうまく入ることができるでしょう。

 

 

6. 瞑想にオススメの場所

瞑想にオススメの場所

瞑想にオススメの究極の場所は、人一人が座れるスペースのある場所ですが、できれば心地よく、快適な環境で瞑想をしたいですよね。ここではそんな瞑想にオススメの場所をご紹介します。

 

6.1 身近な場所

身近な場所では自室や静かな公園、神社、図書館やネットカフェなどがおすすめです。自分の気に入った静かな場所があれば、そこで行いましょう。

 

自宅でリラックスできるのがトイレやお風呂という人もいると思いますが、湯船に浸かっているとリラックスできるとはいえ、万が一のぼせたり、眠ってしまったりすると危険なので、お風呂はあまりおすすめしません。

 

また、お寺で早朝座禅会を行っているところも多いですよね。探してみると、意外と市内や町内でもありますよ。都内ではこんなところも。

 

龍雲寺・Zen-cafe

東京禅センターが主宰するZen-cafe。本格的な座禅ではなく、15~20分間、静かに椅子に座って座禅を行います。座禅後はお茶とお菓子をいただく禅宗式喫茶法の茶礼(されい)も体験できます。場所は世田谷、表参道、台東区根岸など日によって違うため、スケジュール表で要確認。

公式サイト:http://www.myoshin-zen-c.jp/event/event_zencafe.htm

 

 

6.2 遠くまで行く場合の有名な瞑想スポット

瞑想目的で旅行に行くというのはいかが?旅で心を落ち着け、心身を浄化させるなんて、ちょっといいですね。

 

瞑想の郷

今注目の有名な瞑想スポットは、富山県にある「瞑想の郷」。郷の中心にある「花曼荼羅」庭園や、館内の美しい巨大曼荼羅に癒されたり、風光明媚な景色でリフレッシュできます。宿泊施設もあり、個人では4名から宿泊可能です。

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(引用ーとやま観光ナビより

住所:富山県南砺市利賀村畠山

電話:0763-68-2324

公式サイト:http://www.tenjiku-onsen.com/meisou/

 

その他、海外で有名な瞑想スポットは、バリ島やセドナ、ハワイ、そしてインドなど。

 

 

 

7. 瞑想に使える便利なアプリ

瞑想に使える便利なアプリ

瞑想に使えるアプリもご紹介します。瞑想時間を設定できるアラーム機能つきのものや、寝たまま行うことを目的に作ってあるアプリも。

Relax Melodies

ヒーリングミュージックを集めたアプリ。「ゆったりした波」や「オーケストラ」などを選ぶことができ、それぞれを重ねて一緒に聴くこともできる。 

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寝たまんまヨガ

寝たまま自律訓練法や筋弛緩法に導入してくれる音声つき。瞑想というよりは不眠症の人向け?

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8. 瞑想の効果とやり方のまとめ

瞑想の効果とやり方のまとめ

瞑想は、精神の向上や不安・うつを緩和してくれ、集中力や直感力なども高めてくれる、様々な効果が期待できるもの。

 

ただし、正しく行わないと、自律神経や精神的バランスを失うなど、危険な面もあります。よく切れる刀は殺傷能力も強い。自分自身を傷つけないよう、瞑想は十分注意して行いましょう。

 

最近は瞑想が流行っているので、瞑想関連の本もたくさん出ています。オススメの本を『【瞑想におすすめの本12選】人気のCD付も!瞑想のやり方を知ろう』にまとめていますので、書籍で勉強したい人は参考にしてみてくださいね。 

 

瞑想を正しく行って、不安やネガティブな気持ちをなくし、毎日をよりよく生きましょう!

 

未知リッチ

 

この記事の監修者

西澤さんプロフィール西澤裕倖
潜在意識に存在する【メンタルブロックを取り除くこと】を専門とする心理セラピスト。自身で発見した心のブロックの外し方を体系化して伝えている…プロフィール詳細はこちら

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